執筆日:2007年10月23日
日本語ドメインがSEOに有利かどうかは、どのように日本語ドメインを使用するか、長期的視点に立つか、短期的視点に立つかによって答えが変わってくるものと思われます。少なくとも、単純に日本語ドメインはSEOに不利であると言い切れる類の問題ではないというのが私の見解です。
まず、日本語ドメインを入力専用の転送用アドレスとして使用するのであれば、SEO云々は全く関係ないことは言うまでもありません。問題は、日本語ドメインだけでサーバー上のコンテンツにアクセスできるように設定した場合、英語やローマ字のドメイン名だけを使用した場合と比較して、日本語ドメインがSEOにおいて不利かどうかです。まず、短期的な視点に立って考えるのであれば、確かに現状では英語やローマ字のドメインに比べて日本語ドメインには不利な点が多々あります。典型的な例では、日本語ドメインでは被リンクが得られにくいことがあげられます。日本語ドメインを利用したホームページへのリンクが貼れないインターネット上のサービスも、2007年10月現在、現実に存在します。また、誰かから日本語ドメインを使用した自分のホームページにリンクを貼ってもらうにしても、「日本語.jp」や「日本語.com」ではなく、xn--から始まるプニーコード形式のアドレスでリンクを貼ってもらわなければならないので、敬遠されやすいというのはあるかと思います。
但し、長期的視点に立った場合、日本語ドメインを利用することのSEO上の利点というのもあるかと思います。まず、GoogleやYahoo!の検索エンジンは、ドメインに含まれる文字列も検索の対象としているため、日本語の検索キーワードと日本語ドメイン内の文字列が一致していることには何らかの価値があるものと思われます。実際、Yahoo!の検索エンジンでは、しばらく前まで、日本語の検索キーワードを日本語ドメイン名に使用することで高いSEO効果が得られました。その後、日本語ドメインを使用したアフィリエイトサイトが乱立したことから、このSEO効果はゼロかほとんどゼロに近い状態にまで落ち込んでしまいました。しかしながら、検索エンジンのアルゴリズムは断続的に変わり続けるものですし、現在でも検索キーワードとドメイン内の文字列が一致すると、その文字列が大文字で表示されることから、SEO的な意味が全くないわけではありません。また、日本語ドメインの被リンクを得る上でのマイナス面も徐々に改善されていくことは間違いありません。既に、インターネットエクスプローラー7やファイヤフォックスの最新版では、「http://日本語.jp/」や「http://日本語.com/」といったタイプのリンクを認知しています。その内、ほとんどあらゆるインターネット上のサービスが日本語ドメインの被リンクを認知するようになるでしょう。そうなった時にはじめて日本語ドメインに乗り換えることも可能ではありますが、どうせなら早いうちから日本語ドメインを使用しておいた方がドメイン年齢(注:ドメインは使用上の年月が長いほど価値があると言われている)も貯まるし、被リンクアドレスの鞍替えも必要ないので良いのではないかと思います。もっとも、ドメイン年齢や被リンクに関しては、ドメイン移転の際に「.htaccess」ファイルを利用することで引き継ぐことが可能と言われていますが。
日本語ドメイン.comは、様々な独自ドメインサイトを運営する管理人が、日本語URLの効率的な利用方法を紹介するために立ち上げたウェブサイトです。少しずつコンテンツを充実させていくので、宜しくお願いいたします。